フライングタイガースを救え!抗日ドラマ 『飞虎队大营救』(全40話)

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こういうガバガバ抗日ドラマが減って寂しい

抗日ドラマ定番エピソード、アメリカ義勇軍「フライングタイガース(AVG)」パイロット救出ものだ、しかしこの作品はサブストーリーのエピソードではなく全編がフライングタイガース救出物語となっている。過去制作されたいろんな作品の不時着、墜落を合わせるとフライングタイガースはすでに全滅しているのだが性懲りもなくまたクソドラマが爆誕というわけだ。ついでにいえばこのドラマの監督と脚本は主人公の国民党軍隊長役を演じている海顿が兼任してやりたい放題。

まぁ本剧根据无键剧作(フィクション)なんで気楽に観よう

中国のTVガイドtvmaoのレビュー欄はボロカスに書かれている

登場人物紹介

包卫国、八路軍隊長のオッサン

左忠良、国民党軍(晋绥军)隊長

左云、八路軍軍医、左忠良の妹、日本留学経験あり

黄亦峰,、クソ真面目な八路軍政治委員

褚山虎、国民党軍崩れの匪賊、包卫国とは同郷の幼馴染

加藤賢二、左云に片思いの進歩的日本人、反ファシスト派

杨忠义、左忠良の従兄弟、左云の婚約者

顾雨萌、日本軍スパイ

元泉馨、なぜかここだけ実在の日本軍将軍

カール大尉、フライングタイガーパイロット、おもしろ黒人、杏花に熱を上げる

ヴォルフ少佐、フライングタイガー飛行隊長

杏花、田舎娘、カールを守るため犠牲に

シェンノート将軍、フライングタイガース総帥

ホイットル大尉、アメリカ軍延安連絡員

冒頭から色々悩んでしまった考証

1944年秋華北、日本空軍との空戦で撃墜されたフライングタイガースの6人は八路軍根拠地近い太行山にかろうじてパラシュートで脱出した。フライングタイガース総司令官、シェンノート将軍は晋绥军(山西派)最高司令张長官に救助を依頼する。同じころ救援信号を拾った八路軍と日本軍はそれぞれフライングタイガースの確保に向かう。⇐これが第1話冒頭20分ぐらいに濃縮されているガバガバ設定である(笑)。

フライング・タイガース wikipediaより

■正式に日本に宣戦布告したアメリカにとって義勇軍の意味はなく、1942年7月3日、軍はAVGに対して正式に解散命令を出した。

■蒋介石への援助物資の荷揚げ港であるビルマのラングーンと中華民国の首都である重慶を結ぶ3,200kmの援蒋ルート(「ビルマ・ロード」)上空の制空権確保がAVGの目的だった。

■AVGメンバーが当初使用した機体はカーチス社製「P-40」のC型であった。

というわけで、年代(~1942迄)と場所(ビルマ、昆明~桂林)が激しく矛盾している上、最初カーチスP40 で空中戦をしていたのがいつのまにやらB17爆撃機風の機体に変わってしまい、フライングタイガースメンバーは爆撃機クルーとなってしまう。フライングタイガースは戦闘機部隊だと思っていたが、加藤隼戦闘隊と戦ったのはどのフライングタイガースであったのだろうか?

また、山西派の司令長官 閻錫山 wikipediaより

■1941年(民国30年)9月には日本の「対伯工作」を利用して現地日本軍と停戦協定を締結し、兵力を温存した。

この糞ドラマでは晋绥军の司令長官が閻錫山ではなく张某になっているが、そもそもこの時期日本軍とは停戦中のエリアでなぜ打鬼子するのか謎だ(笑)。自分は軍事マニアではないので見落としがあるかもしれないが、ちょっと思いついただけで頭がクラクラする設定なのだ。

進歩的日本人(笑)加藤賢二

抗日ドラマお約束、日本軍軍医の加藤賢二は八路軍に協力する良心的日本人、坚定的反法西斯战士(反ファシズム戦士)だ。日本に留学してきた左云に惚れ、赤化され中国に渡る。ところが後半出生の秘密が明かされ実は中国人だったというご都合主義のオチ。

1937年夏休みの日本→次の画像へ

→夏休みなのに桜が咲き、加藤と左云二人とも冬服だ

日本留学時、剣道を学ぶ左云。キック、足払いOKとムチャクチャな剣道。

おもしろ黒人カール大尉

中国のバラエティーショーを見ると日本ほどではないがいわゆる「おもしろ黒人」枠というのがあることがわかる。

田舎娘杏花に一目ぼれし、それが原因で色々問題を起こすお茶目さん。中国人に「黑脸的」とか「炭黑的」とか呼ばれる、もっとマシな呼び方はないのか?まぁヴォルフ少佐も「洋鬼子」と呼ばれているのでそれは仕方ないかも。

1944年のフライングタイガースは人種差別のない職場(驚愕)

ヘタクソな功夫の構えをするカール大尉

全く言葉が通じない田舎娘に惚れるカール大尉

日本軍に紛れ込むカール大尉、紛れ込めていない!

ヴォルフ少佐もいい加減にしてくれないかな(笑)

助かったり捕まったり何かと忙しいヴォルフ少佐だがカール大尉と同じぐらい問題を起こす。動のカール、静のヴォルフ(笑)

最初と最後の現代の墓参りシーンに登場する老人はヴォルフ少佐だ、少佐の回想というシナリオになっている。

ヴォルフ少佐もお盛んだ、左云に求愛

匪賊に女装させられるヴォルフ少佐

戦闘シーンは爆発だらけ

脚本を兼任の監督の趣味だろうか、やたら戦闘シーンが多くてしかも長尺だ、アクションドラマだから当然なんだが他の作品と比べても爆発、銃撃戦、白兵戦のシーンが多い。白兵戦の間はずっと「やー!」とか「うぉー!」というセリフが数分続くのだ。はっきり言ってウルサイ(笑)、後半は早送りしてしまった。無駄にスタントと火薬を使っているところは評価。

この日本軍兵士のゴーグルはソ連軍戦車兵用の中国コピー

普段のシーンもずっとギリースーツ着用の八路軍スナイパー

日本軍の一団が来たがこの4駆はソ連のUAZコピー、北京212だ

カッコイイ2丁マシンガン(笑) 当たらんだろ

スタントの吹っ飛びは見どころだ

ネタバレ注意、感動した後にズルっときた最終回

カール大尉を救出後、ヴォルフ少佐と左云を救出するためそれまで自軍のことしかなかった褚山虎と左忠良は包卫国と一緒に総攻撃に赴く。このシーンは不覚にも感動してしまったが、そのあとの変装でスベってしまった。感動を返してほしい(笑)。

ヴォルフ少佐と左云は無事救出されるが、加藤は司令部に残り元泉将軍を道連れに自爆する。だが歴史上の元泉将軍は終戦後も閻錫山と合流し、国共内戦を戦い1948年に人民解放軍包囲の中死亡。いったいこのドラマに出てきた元泉将軍とは誰なんだ?

いがみ合っていた3人も最後は力を合わせ戦うのだ、そして褒め殺しのような八路軍ヨイショ

そしてアメリカ人に変装した褚山虎、感動の直後に笑いを取りに来てスベる

左忠良も田舎のヤンキー親父みたいだ

加藤の自爆攻撃で元泉将軍死す

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