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わりと真面目な戦争ドラマ
前にも書いたが習近平政権になってから、真面目な作品の割合が増えおふざけが過ぎる抗日ドラマが減ってきた。この作品も抗日戦争に身を投じた若者たちの成長と戦いを描く真面目な方の作品だ。ゲイ受けしそうな上のバナーの絵面のように男臭いストーリーとなっている、そうはいってもそこは中国クォリティ、ツッコミどころもたくさん残してあるので安心してほしい(笑)
登場人物紹介
ドラマの舞台は満州事変直後の天津、清朝貴族の瑞年は大学に通う愛国学生だ。いつも刘瑾贤、甘子风と遊んでいるが、ある日同じく愛国学生の淑娟と出会う。裏では親同士がお見合いをセッティングしていた相手だ。
結局は親の言うことを聞き日本陸軍士官学校に留学するのだが、天津領事の陰謀により父親が毒殺されてしまう。そこから主人公たちのそれぞれの葛藤や戦いが始まる。
主人公のキャリア変遷、最後は八路軍戦士でアガリ
最初の方は辮髪のお父さんも生きているので屋敷のシーンは清朝宮廷ドラマみたいである。陸軍士官学校では近藤敏夫と主席の座を争う。卒業後天津へ帰国、日本軍による学生デモ襲撃を保護しようとして撃たれてしまう。その後親の知り合いの将軍に頼み込み国民党軍に志願、ところが物資横流し事件に巻き込まれ、プチクーデターで別の部隊に合流するが、かなり赤化が進んだ部隊で延安から甘子风が政治委員として派遣されてきて旧友の再会を果たす。ピンチのところを八路軍に拾われ優秀な戦士となり近藤敏夫を倒すのであった。
コードネーム「サッポロの星」巨乳スパイ近藤琴音
日本陸軍士官学校卒業時、唐突に登場した近藤敏夫の妹、琴音。瑞年らの帰国のついで一緒に天津へ同行することに。
実は天津の反日分子掃討を任務とする日本軍高級スパイ、コードネーム「札幌之星」であった。
ちなみに中国語で巨乳はそのまま「巨乳」で通じる、他に「大奶」「大胸」など。巨乳アイドルは「乳神」
主人公のライバル、近藤琴音の兄近藤敏夫
士官学校時代からやたら瑞年を意識する近藤敏夫、いつも篠塚将軍に説教されている。中国戦線では積極的に毒ガス弾を使ったりと日本軍の面目躍如だ。
ヒロイン淑娟は爆弾魔から軍需工場長へ華麗な転身
抗日のため爆弾の研究にいそしむ愛国学生淑娟、実際瑞年の屋敷の門を爆破したりと冗談では済まされない爆弾魔だ。命の恩人瑞年を探すため疎開先の香港から天津に戻り、山東省全域をさまよう。
また登場、いつも見かける俳優
残念ながら二人とも本作品ではクレジット無し