『中国抗日ドラマ読本』を出版します

スポンサーリンク

苦節6年の集大成、ありそうでなかった抗日ドラマ本

思えば2011年秋の初中国後、何故か中国語学習を決意し教材にテレビドラマを選んだまでは普通の人の選択だったのが、あろうことか抗日ドラマに手を出して、ここまで来てしまいました。

苦節6年と書いたのは方便で別に苦ではなく、次から次へと繰り出されるハチャメチャな抗日ドラマには十分楽しませてもらった。

とくに旧ブログで運営していた2012-2015あたりが、いわゆる「抗日神劇」の量産期で、昔のファミコンにクソゲーが大量発生したような事象に似ていて、よくもこんな脚本思いつくなと感心していた。最近は筆者の好きな糞作品が減って寂しいのだが、そうはいっても、たまにヘンテコ作品が登場するので気を抜くことはできない。冒頭の黒人男性の画像は、昨年暮れに放映された『飞虎队大营救』(全40話)という作品の1シーンだ。華北で撃墜されたフライングタイガースを八路軍が救うというめちゃくちゃな脚本で脱力した。あ、彼はパイロットのカール大尉ね。

抗日ドラマに関しては騒がれる割にネットユーザーがブログにレビューを少し書くといった超マイナー分野で、自分もその一人であった。

ただ、一般ユーザーの抗日ドラマに関わるネット文言は、今も大量のネトウヨ系の憤慨ツイートが主である。これは文句だけでおわってしまうので何かもったいなく思う。

一方でプロ論客の方々はネット媒体や紙媒体でいろいろな評論をしてきたが、ほとんどは政治的アプローチのものが多く、また劉文兵先生の『中国抗日映画・ドラマの世界』は先生の専門領域である映画史・メディア論からのアプローチであった。

なので単純にエンタメ視聴者目線に立った韓流本やアメドラ解説本みたいなものは拙作が本邦初といえるキリッ。

『中国遊園地大図鑑』作者と友人になる

抗日ドラマを見過ぎ、どうしてもまた中国に行きたくなり、いろいろバックパッカー情報とか調べ流浪小侠さんとかよく見ていました。抗日ドラマの見過ぎで中国に行きたくなるというのも変な話だ(笑)

たまたま同じ愛知県内の人が中国大陸の田舎とか変な公園のレポートをしていて、ブログをよく見るようになり、ツイートもいいね!しまくった。

ある日筆者のツイッターDMに「いつも応援ありがとうございます」のメッセージがその御本人から来て、結果お食事会をすることになった。その人が『中国遊園地大図鑑』の作者、関上武司氏で、以来、中国旅行の情報交換をするようになり仲良くなったという経緯なのだ。

これがその『中国遊園地大図鑑』

パブリブの名物編集者と出会う

何度目か関上さんとお食事会をしたとき、「内緒だけど、実は本を出そうと思って」というお話を聞き、おーついにやるのか、と感心。年度が替わったころに『中国遊園地大図鑑』が発売になった記憶だ。

しばらくしてから『中国遊園地大図鑑』の編集に筆者のことを話したら紹介してくれと言われたと関上さんからDMが来て、まぁ筆者にとっても悪い話ではないのでその編集、濱崎誉史朗氏に会うことにした、それが2017年の3月。

濱崎氏はもともと左翼系出版社にいて、そこから独立。学術系からサブカル系まで数々のマニアック本を世に出す編集者として、出版界では名の通った人だ。

東京に出たついでに面談の機会をいただき、一緒にやりましょうということになり、原稿書きを始める。2017年度の休日はほぼ原稿書き、かといって原稿が進むわけでもなく中国旅行にも行けず悶々とした。

そしてついに4/10発売へ

2017後半から体調を崩し、ちょっとヤバイ感じになったのだが、何とかこらえ、明けて2018の2-3月、最終の校正作業に突入、怒涛の日々となる。いろいろあって入稿直前まで直しが入ったり濱崎氏にはずいぶん面倒をかけてしまった。また友人の関上さんも最後の最後まで校正作業に協力してくれたおかげでギリギリ印刷所に入稿、これはキャバクラでも奢らないと埋め合わせができないほどのお力添えであった。また濱崎氏編集日中戦争期の日本傀儡政権を扱った『ニセチャイナ』の作者、愛知大学の広中一成先生にも原稿を見てもらうことができた。この場を借りて上記の皆様にお礼を申し上げる次第である、ありがとうございました。あとインタビューを快く引き受けてくださった沙人(しゃと)氏、三浦研一氏にも大感謝、ありがとうございました。

ということで、気になる本の内容なんだが、パブリブ様が書店向けに発行したFAXDMにあるとおり(笑)

「日本兵を素手で引き裂く」、というのは日本のニュースでも流れたので知ってる人もいると思うが、「核弾頭奉納神社」とか戦前右翼の大物「頭山満、北一輝登場のトレンディドラマ」とか「ラーメン・ウエスタン」とか、ほんの少しの説明文の中に謎ワードが次々と出てきて、アタマがフットーしそうになる。実際筆者は該当のドラマを見ていてアタマがフットーした(笑)

ぜひぜひ、この本を手に取っていただき、抗日ドラマの面白さを一緒にみなさんと共有したい。

もちろん、真面目な抗日ドラマもあるし、そのほかにも武侠、宮廷、都市、と中国ドラマには数多くのジャンルが存在するし、その先には映画、アニメ、音楽もある。

そして、これを機会に中国ドラマの世界に足を踏み入れてみてはいかがまだろうか?……というか助けてほしい(笑)。なにせ作品数と話数が膨大すぎ、こちらに少し数字を書いたのだが、筆者の手におえない量なのだ(笑)

書店向けFAXDM、結構煽ってます

広中一成先生の『ニセチャイナ』、読み始めてまだ満州国のあたりですが、かなり濃い内容

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. […] 実のところを言うと『中国抗日ドラマ読本』という本を書き、4月上旬に発売ということになっている。ところが、お世話になった出版社様は小学館や新潮社みたいな巨大出版社ではなく […]

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。