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ベタなタイトルすぎて、多くの作品のなかに埋もれ忘れてしまいそう(笑)
この記事、ずっと下書きにしておいたのだが、先日こんなニュースがあったのでツカミを変えてみた。
これであなたも抗日ドラマが作れる、ポイントはこの3つ―華字メディア
そして最後がドラマのタイトルだ。200余りの抗日ドラマ作品では、「戦」「血」「英雄」「行動」「伝奇」などの文字が濫用され、主人公が女性の場合は「花」「紅」「情」という文字が出現すると指摘。そして「最も創意がないと感じるのは、狼、虎、豹、狐、鷹といった獰猛な動物をタイトル名で使いまわし、ほぼ使い尽くしていることだ」と論じた。
『熱血勇士』ヒネりも何もないタイトル(笑)、似たようなタイトルの作品は他にもありそうなので、たとえばあまり興味のないデスメタルのバンド名が似たような名前に見えるようなものに近い感覚かな?
とりあえずダウンロードしてしばらく放っておいたのだが、難解なドラマ『和平飯店』で頭を使いすぎたため、気楽に鑑賞できる作品をNASの中からザッピング、オープニングだけを観てピックアップし、これは糞やろ(笑)と思い鑑賞を始めてみた。
登場人物紹介
1930年代初頭、山東省では匪賊が跋扈。国民党軍の将校高临峰は家族の仇討ちを胸に秘め陵沂城に赴任。陵沂城の駐留軍はやくざ、日本黒龍会、匪賊と結託し腐敗しきっていた。
高临峰はさっそく捜査を開始、裏で白龙飞が安藤や申继祖と通じ、いろいろな謀略を仕掛けてくる。また高临峰の日本留学時代の恋人安藤加代が陵沂城に突然やってくる。安藤の指令のもと細菌兵器研究のために来たのである。
謎のヒーロー「黒旋風」(笑)
訳してブラックトルネード(笑)、以前鑑賞したほかの抗日ドラマでも同じ黒旋風っていうヒーローがいたぞ(笑)。
もともと陵沂城には黒旋風という義賊が昔いて伝説となっていた。それに目を付けた共産党にそそのかされ、高临峰は黒旋風特戦隊を結成。日本人や漢奸の闇討ち、物資強奪をするテロ集団(笑)となる。アカのそそのかしには注意しよう。
お待ちかね、巨乳ヒロインの紹介
巨乳新聞記者沈岚岚、コロコロしていてかわいらしいが、演じる张璇は1988年生まれなのでもう三十路だ。微熟女といったところであろうか。百度百科をみると今年度の大型宮廷ドラマ『秦时丽人明月心』にも出ているようだ。筆者は宮廷ドラマを観ないのでどなたかチェックしてみて。
基本信息
中文名 张璇
外文名 Natalie
别 名 二妹、璇小猫
国 籍 中华人民共和国
民 族 汉族
血 型 A
身 高 164cm
体 重 46kg
出生地 山东济南
出生日期 1988年6月16日
职 业 演员
毕业院校北京电影学院表演系2005级本科
代表作品 《云之锦》《加油妈妈》《流星蝴蝶剑》《芳香之城》等
陵沂城で新聞記者をしている沈岚岚は、見慣れない高临峰を腐敗高官と疑いフライデーするが、フィルムを奪われてしまう。匪賊に襲撃された沈岚岚を高临峰が救い、一応仲直りする。といったラブコメ風展開となる。
そして巨乳に対するアンチテーゼ、安藤加代
高临峰の日本留学時代の恋人、安藤加代。もともと中村教授の娘であったが、両親が謀略によって殺されたため、安藤正樹の養女となると同時に黒龍会に加盟。安藤により帝国の花として育てられる。
沈岚岚に対抗し、シュッとした感じの安藤加代。沈岚岚が両親の死の手掛かりをつかみ、意外な人物から事件の真相を知ることになるが……。
ちょんまげ将校も出てきた
そのほか、首をかしげたくなるようなシーンがいくつかあるのだが、さすが抗日ドラマ、いくら政府が規制してもこういったトンデモは無くならない。とくに低予算だと日本文化の知識がないスタッフがいるのでポンコツドラマになりやすく、結果我々を喜ばせてくれる。
今回の記事はあんまりネタバレになるようなことを書かなかったが、ぜひ続きを知りたい方は本作品を鑑賞してズッコケていただきたいと思う。
気になったので家紋の本、筆者の家は「日の丸扇」