不条理抗日ドラマ『鬼子也疯狂』と同タイトル
以前紹介したヒロインが熟女AV女優佐々木あき似の抗日ドラマ『鬼子也疯狂』と同じタイトルであるが、メガホンをとるのは房映华という同じ監督の作品となる。百度百科によるとこの監督はどうやらホラー作品が得意なようで、映画ではゾンビものの実績が多数ある。得意のゾンビと抗日でとんでもない作品となってしまった。監督の本領発揮だ(笑)。
登場人物紹介
カギを握るのは謎の日本婆、開始早々ニワトリをいけにえにする儀式を執り行う。終戦後武田と百合をゾンビ化するのだが、コントロールが効かずこの婆はゾンビ武田に絞殺されてしまう。そして日本兵のゾンビ軍団が村に侵入、道士の九叔はペットのキョンシーとともに迎え撃つ。
冒頭から大サービス!入浴シーンから始まる
婆がニワトリを締めたと思ったら、百合の入浴シーン。なぜかニワトリの生き血を風呂に注ぐ。百合は武田に会うため中国へ。
ところが日本人ということで村人のリンチに遭い八路軍に保護されるも、失意の中自殺してしまう。
終戦後も徹底抗戦!
武田は最後の突撃で玉砕し、戦争は日本の敗戦で終結する。ところが婆は厚木基地に立てこもった源田実のように徹底抗戦を唱え、日本兵ゾンビ復活を計画。村のバカ二人をそそのかし、百合を生き返らせてしまう。
そして日中ゾンビ合戦に
画家の阿浩は百合に入れ込みモデルにするが、その間に武田ゾンビ軍団が村に迫る。道士の九叔は三井とキョンシーをひきつれ迎撃に向かい、武田の額に札を貼り動きを封じることに成功。
ところが百合の踊りにより武田がパワーアップ、九叔は抗倭英雄戚继光の部下であった先祖の李将軍を降霊させ武田と戦わせる。ポケモンバトルみたいだ(笑)。
とにかくメチャクチャ(笑)
あまりに荒唐無稽なため、ラストシーンでは現代に切り替わり昼寝中の阿浩の夢オチというショーもないエンディングとなった。もう夢オチにすりゃなんでもありなのだが、あまりにもベタで安易な展開に脱力してしまった。
このようなトンデモ作品はネット公開の作品ばかりとなるが、もうすこしTVや映画のレートを緩くしてみんなで楽しめるようになればいいのにと思う。